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SUKIYAKI~世界に通用するレベルを意識する

イチローが世界新を打ち立てた。今なお更新中であり、彼の記録を敗れるのは彼しかいない。

 記録との戦いというよりも、自分自身との闘いだったようだ。

 ルーティンをしっかり行うこと。どの選手よりも1時間早く球場入りして、入念なストレッチとマッサージを受ける。専属のトレーナーもまた日本人である。こういった辛抱強いこつこつとした積み上げは日本人の得意とするところなのだろうとあらためて思った。今この強みが疎かになっている感がある。
 
 日本人のDNAに深く刻み込まれた本来世界に誇るべき強みをないがしろにし、流行を追ってはいけないのではないかとさえ思ってしまった。考え直すと、自分と正面切って向かい続けた男がたまたま日本人だった、ということで、日本人が優れている、といった甘い感傷にひたっている場合ではなかった。
 

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 日本一の歌姫もまたアメリカに挑んでいる。宇多田ヒカルのデビューまであと2日ながらビルボードのランキングではすでに9位。(たしかカテゴリーはクラブ・ミュージックだったと思うが。)

 アメリカのローカルのラジオ局ではリクエストが殺到しているようだ。感性の問題で恐縮だが、彼女の持つ歌声はやはり世界に通用すると思う。ローレン・ヒルにも感じた声のバイブレーションが他の歌手とは違うのだ。
 音とは空気の振動の連続したうねりだ。そのうねりの波形は、あの「海」の波のようでもある。寄せては返す波の音は「おかえり」と人類を迎え入れる声のようだ。
 遠い先祖に会ったようなそんな気さえさせる波を、どこかで思い起こさせる音の波形を出せる女性ならば、国境を越えて人々の胸に届けることができる。そんな期待をしている。

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 京都の料亭「菊の井」の大女将の人柄こそ、日本が世界に誇るべき最強のブランドである。料理・もてなし・風景
・建物・空気など日本文化の粋が詰め込まれた総合芸術に直接遊ぶことができたらどんな心地なのだろう。
 またその料亭に魅せられ、応援している昔からのお客さん達や京都の街並みも含めて、世界に誇るブランドといえる。

 ブランドなどと横文字を使ったら怒られるかもしれません。りんとして華のある老舗の看板に、本来我々が強みとして研鑽すべき方向はいずれにあるか、学ぶことがとても多いような気がする。


 坂本九「SUKIYAKI」

 ビルボードで3週連続1位を獲得したこの曲をバックに、イチローの昨日の打席をスローで流してほしい。みなさんの頭の中で。


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