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Okiyamaの由来

 こんばんは。明日はお世話になっている代官山の美容室に行きます。

 その後、銀座で伝説のお店を経営している友人に請われて、本屋に突撃します。お奨めの本を案内するためです。


 「Okiyama」と名づけた訳 

 このブログでは「ニックネーム」をつけなければなりませんでした。そこで思いついた名前は私の本名ではありません。実在の人の苗字です。
 下の名前を名乗るのは墓参してから、と思い、苗字だけ遣わせてもらいました。

 この方、仕事から家に戻るとまずは着物に着替え、どっかりと座椅子に腰をおろし、まずはハイライトを一服。恰幅がよく、下町住まい。一時は上野はアメ横で商売をしていたことがあり、国籍関係なく弱い人をかばったそうですがあえなく商売は廃業。当時は大手印刷会社にお勤めの会社員。仕事に行くときはさすがに洋服に着替えます。いつも三つ揃いのスーツ。サスペンダー。書は達筆、見るテレビは相撲と碁。そして何より時代劇が大好き。

 恰幅の良さも晩年は瘠せてしまいましたが、私の妹が病院へお見舞いに行ったときのことを少し。

 起き上がるのも大変ながら、すぐに愛用の櫛をとり、若干乱れた髪の毛をきっちりとなでつけ、身だしなみを整えてから妹に会ったというのです。相手に不快感を与えないことに力を振り絞った、男。
 親族ながらこの配慮に妹は慟哭の念を覚えたと、後日教えてくれました。私もかくありたいと思っています。

 (これが一つ目の「潜在的願望」です。)

 お気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
 そうです、この方は私の祖父。
 
 歴史が好きな人で、よく本をもらいました。私が中学時代の社会科の定期テストが全て満点だったのもこの祖父の影響。(当時小学生の私に月刊「文芸春秋」もくれたのですが、難しくて読めませんでした。)

 古き良き時代の日本人。
 
 祖父はかつて近衛兵に所属しておりました。ですから靖国参拝は欠かしませんでした。
 祖父のお葬式では、もう小さくなったご老人が、霊前の前で完璧な敬礼をし、涙を噛み締めながら
 「俺もあとからいく。」
 ときっぱりおっしゃいました。私の目の前で。日本を守るために命懸けになった二人の間に流れた時間。そこにいた誰をも寄せ付けませんでした。

 「完璧な日々。」

 それ以降、たびたび口にするようになった言葉です。


 こんな人がかつてこの国にいたのだと、記録しておきたかったのです。

 そして、祖父に恥じない生き方をしようと、今は亡き祖父から名前をちょうだいすることに決めた次第です。

 

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